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イラスト 下絵 |
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おじいさんは、雀の「ちょん」を育てていました。
おばあさんが、庭で洗たくをしていました。
その洗たくに使うのりを、「ちょん」に全部なめられて、
おこったおばあさんは、「ちょん」の舌を切って、追い出しました。
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2、雀のお宿に着きました |
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イラスト 下絵 |
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おじいさんは、山でしば刈りをして、帰ってきました。
「ちょん」が追い出されたのを聞き夜も眠れず心配しました。
翌日、おばあさんと一緒に 「ちょん」を探しに野を超えて、山を越えて
雀のお宿へ 着きました。
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3、雀のお宿で、ごちそうになる。 |
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イラスト 下絵 |
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ちょんは、兄弟やお友だちのすずめを残らず集めて、
おじいさん、おばあさんのすきなものをたくさんごちそうをして、おもしろい歌に合わせて、
みんなですずめ踊りを踊って見せました。 |
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4、帰ってお土産のつづらを開ける。 |
イラスト 下絵 |
日が暮れてもおじいさん、おばあさんは、軽い方
家でのふたをあけますと、中から目のさめるような金銀が出てきました
それを、よくばりじいさんが、見てました。
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5、大きいつづらを持って帰る。 |
イラスト 下絵 |
欲張りじいさんは、雀の宿でつづらを貰って
重いだけに宝がよけい入っているのだから、ほんとうに楽しみだ。いったいどんなものが入っているのだろう。
ここらでちょいと一休みして、ためしに少しあけてみよう。
独り言を言いながら、道ばたの石の上に「どっこいしょ。」と腰をかけて、つづらを下ろして、急いでふたをあけてみました。
するとどうでしょう、中を目のくらむような金銀さんごと思いのほか、三つ目小僧だの、一つ目小僧だの、がま入道だの、いろいろなお化けがにょろにょろ、にょろにょろ飛び出して、「この欲ばりじじいめ。」と言いながら、こわい目をしてにらめつけるやら、
気味の悪い舌を出して顔をなめるやらするので、生きた空はありませんでした。
「やれやれ、ひどい目にあったな。あんまり欲ばったりするものではない。」と思いました。
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