クレヨンぬりえ集|物語トップ| アンデルセン童話|グリム童話| 外国の昔話|日本の物語|マザーグース|フレデリック・リチャードソン| ミロ・ウィンターのイソップ童話の塗り絵 |
|
---|---|
画像は、1024x768 ですが縮小表示しています。 | |
122、乳搾りの娘と、ミルク桶 ある農家の娘が、楽し気なことを空想しながら、ミルク桶を頭に乗せて運んでいた。 「このミルクを売ったお金で、少なくとも300個の卵が買えるわね。 ・・・そして、どんなに悪くても卵から200の雛が孵るわ。 ・・・そして、50羽は、親どりに成長するわよ。 ・・・ちょうどその頃は、とり肉が一番高値で取引される時期だわ。 ・・・すると、年の瀬までには、新しいドレスが買えるわよ。 ・・・そのドレスを着てクリスマスパーティーに出かけるのよ。 ・・・若い殿方は、みな私にプロポーズしてくるわ。 ・・・でもあたしは、つれなく頭をつんともたげて、皆の申し出を断るのよ。」 と、彼女は夢中になって頭を揺らした瞬間、ミルク桶が地面に落ちてしまった。 そして、彼女の壮大な計画は、一瞬にして潰えてしまった。 捕らぬ狸の皮算用。 タウンゼント版 イソップ寓話集 日本語訳 より |
|
Copyright (c) クレヨン則さん All rights reserved 則さん 写仏の塗り絵 名画の塗り絵 |